介護報酬で新型老健施設のみとり、夜間看護に加算

介護報酬の問題で社会保障審議会の分科会で、慢性疾患の高齢患者が長期入院する療養病床を転換して2008年4月から創設される新型の老人保健施設などについて、厚生労働省は新型老健施設の介護報酬を独自の新体系は設けず、みとりをした場合などに既存の老人保健施設の介護報酬に加算する方式を提案しました。ほかに加算の対象となるのは、一定の医療サービスが必要な人を入所させた上で、夜間も看護職員を継続的に配置することなどとしました。議論の中で、新型の老人保健施設への転換は医療から介護に負担を移すことであり納得できない。市町村の財政状況をみれば新たな負担には賛成できないなどと、新型老人保健施設そのものに反対する意見や療養病床でも、みとられずに亡くなる人がいる。老人保健施設に転換して尊厳あるみとりができるのかといった批判的な意見がありました。