介護保険料の誤算定知りながら通知

介護保険で年に一度、介護保険の加入者に送る保険料決定通知書について、大阪市が01年度から、電算システムの不備で算定に誤りがあることを知りながら、そのまま発送していたことがわかりました。大阪市はその後文書や電話で個別に正しい保険料を伝えておりますが、余計に保険料を支払ってしまったケースは基本的にないとしています。大阪市は誤算定の不通知を「システムの改修に費用がかかるため」と言い訳をしていますが、「加入者を混乱させる」として、2007年度中にシステムを改良する方針を発表しました。

大阪市は2007年度の通知書は7月18日に、加入者約55万人のうち、保険料に変更があった約46万人に発送しています。その際、減免額が変更された307人の保険料に誤りがあることを承知した上で発送していました。 結果、誤りが基本的にはなかったのではなく、誤りが基本的にあったが正しい表現です。

大阪市健康福祉局の介護保険担当者は「システムの改良に費用や手間がかかるため、対応が遅れてしまった。08年度は全加入者に正しい保険料を通知できるよう改善する」と話していますが、この件はシステムの改良ではなく、システムの誤りを訂正するが正しいと思いますが? どこのお役所も言い訳の研究機関のような気がしますね。