介護保険の介護予防給付について

介護保険の介護予防給付についてですが、介護予防給付の実施は平成18年4月の介護保険制度改正以降になります。

介護予防給付は、要支援の方を対象として介護予防給付が行われます。

介護予防給付の制度改正の変更点は、年々増える介護給付費に対し、健康な人が介護状態にならないように「予防」を重視している点にあります。

現在、介護状態にある方も、現状以上に悪くならないように「予防」を重視する制度に変わっています。

これからは、サービス内容の見直しに加えて予防給付もメニュー化するようになります。

【運動機能の向上】
運動機能を向上させることにより、転倒による骨折での怪我や、身体を使ってないことによる筋力の低下を防げるようにします。
運動をすることで、精神的にもリフレッシュすることができます。
トレーニング方法は、運動する方の身体の状況に合わせてプランを作り、介護状態の改善を図るようにします。

【栄養の改善】
カロリーを抑えるような食生活を必要とするのは成年期の場合で、高タンパク、高コレステロールが指摘されています。
高齢期は食事の好みも変り、栄養補給度も低くなりますので、ちょっとした病気がきっかけで衰弱したり骨折したりして、体力が落ちてしまう方が多いです。
体力が落ちることを防ぐために食事内容を改善したり、食べ方や食習慣を改善します。

【口腔機能の向上】
肺炎の原因(特に高齢期の方)として多いものに、誤嚥性(ごえんせい)肺炎があります。
誤嚥性肺炎の原因は、食べ物を飲み込むときに気管や気道に誤って食べ物が入り、食べ物の中に潜んでいる細菌によって肺炎になってしまうことです。
口腔機能の向上によって、口腔内を常に清潔に保ち、肺炎を防いだり自分の歯で、栄養を摂取することができるようにします。

以上が介護保険の介護予防給付についてのお話しです。