有料老人ホーム34・5%増 05年、厚労省調査

 厚生労働省が13日に発表した2005年の社会福祉施設等調査結果の概況によると、主に営利法人が運営している有料老人ホームは前年の1045から361増えて1406となった。

前年比34・5%増。入所者数は、同1万4406人(26・0%)増の6万9867人。施設の増加率は04年の50・6%を下回った。

 介護保険制度が導入された2000年からでみると、施設数は350から約4倍、入所者数で2万6616人から約2・6倍になった。

 厚労省は、都道府県の指定を受けた場合は有料老人ホームも介護保険の給付対象となったことが施設数増加の背景にあるとした上で「高齢者の1人暮らしや高齢夫婦世帯の増加で需要が増えた。今後は施設の経営安定やサービスの底上げが課題」としている。

 また、特別養護老人ホームは4・6%増の5535で、有料、特養のほか軽費老人ホームなどを含む老人ホーム全体は7・0%増の9871。

東京新聞 - 2007/2/13