専業主婦世帯、年間5.5万円の負担増 医療・介護保険

 社会保険の加入対象となるパート労働者を拡大する問題で、厚生労働省は1日、パート労働者が医療保険と介護保険に加入した場合の負担についての試算を公表した。

 現在は正社員の妻で保険料を負担していない月収10万円のパート主婦が政府管掌健康保険(政管健保)に加入した場合、医療保険と介護保険合わせて年間5万5000円の負担増となる。

 一方、夫婦ともにパートで国民健康保険に加入している世帯では、夫が政管健保に加入すれば年間3万2000円負担が減るという。

 パートの厚生年金加入拡大は今国会に法案が提出される予定だが、厚労省は厚生年金とともに、政管健保や健康保険組合など会社員向けの医療・介護保険にも加入してもらう方針を固めている。

朝日新聞 - 2007年3月1日