ケアサプライ、前期単独経常益14%減

 福祉用品レンタル大手の日本ケアサプライが16日発表した2007年1月期決算は単独経常利益が前の期比14%減の27億4200万円だった。

 介護度が軽い高齢者の用具レンタルについて介護保険の給付が制限され、利用が落ち込んだ。決算期を変更する08年3月期(14カ月の変則決算)は年間配当を2400円(前期は2600円)に減らすことも明らかにした。

 07年1月期の売上高は前の期比14%減の102億円。主力の介護事業者向けレンタルが2割程度落ち込んだ。営業利益は14%減の26億6400万円だった。

 08年3月期は経常利益で24億3000万円、売上高は107億円を見込む。10月から完全実施となった介護給付の制限が今期は通期で影響してくるため減益となる見通しだ。

日本経済新聞 - 2007/3/16